究極のアルパインパック  " オスプレー  ミュータント38 "

 

 

オスプレー社のアルパインパックとしては"バリリアント"が有名ですが、個人的にはこのミュータントシリーズの方が優れていると感じています。
アルパインパックならではのシンプルで軽量な寸胴型の形状に、オスプレーらしいギミックを満載にしたミュータント38。
アルパインクライミングに特化した使いやすさがあります。
38Lと小さめですが、僕は冬季登攀幕営装備一泊二日までこのバックパックを使います。


バックパックは、登山靴と同じかそれ以上に選択幅のある、使い手の個性が現れる道具だと思います。

足型によって合う、合わないがはっきりした登山靴と違い、背面の長ささえ合えばある程度どの人でも使えるバックパックですが、その特徴は大きく異なります。
日帰りのハイキングに適したサイズから、一ヶ月近い自給自足の生活を運ぶ超大型ザック。

縦走に便利なバックパックには厚手のクッションと多くのポケットがあり、トレイルランニングに適したザックは軽量でしっかりと体に固定できる構造が求められる。

登山と一言に言ってもその内容は多様で、使用目的によって選択する必要があります。

 

愛様しているオスプレー社のミュータント38は、アルパインクライミングに特化したバックパック。

アルパインパックらしい軽量でシンプルな構造をベースに、オスプレーのお家芸である便利なギミックをオンパレードした使いやすいバックパックです。
雨蓋の上に取り付けられた、格納式のヘルメットホルダー。雨蓋を外して軽量化した際に役立つレインフラップも良いアイデアです。

ウェストベルトに取り付けられたギヤループ。ハーネス使用時は格納も出来ます。
前面部のループにバンジーコードを通せば、アイゼンホルダーになります。

 

僕の場合は日帰り~二泊三日程度までの山行が多く、その多くがロープを使うような山行です。
快適さよりも重量の軽さが優先され、強度も求められます。
際どい条件下で素早く装備を取り出し、又は収納できる事も、厳しい登山の環境では重要な要素になります。
これらの条件を満たしたのが、ミュータント38でした。

僕は夏山の日帰りハイキングから、テント泊縦走二泊三日、厳冬期登攀幕営装備一泊二日まで、このミュータント38で行きます。

もちろん雪山登山に使う寝袋やマットを入れ、ロープにガチャ類まで担ぐ冬季装備を38Lに収めるのはかなりギリギリです。
でも小さいことには意味があります。
強風吹き荒れる雪山のナイフリッジや、狭いチムニーの通過において、バックパックが大きければ大きいほどリスクを伴います。
また容量が小さい方が装備を意識的に厳選し、無駄な荷物を持たなくなります。
結果軽量化に繋がり、スピーディーで安全な山行に繋がります。

誰にでもオススメできるバックパックと言うわけではありませんが、目的を絞って使うにはかなり武器になる装備です。
オスプレー  ミュータント38。こいつはオススメです!


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