懸垂下降途中からの登り返し技術

 

 

懸垂下降の途中で、もしロープの末端が地面に届いていないことが発覚したら!?

その様な場合、懸垂下降で降りてきたロープを使って登り返しを行わなくてはなりません。

懸垂下降は急峻な斜面や崖を安全に下るための大切な技術。できれば全ての登山者に身に付けて頂きた技術です。

でも登り返し技術を持たない方は、本来懸垂下降を行うべきではありません。

すなわち懸垂下降の登り返し技術もまた、全ての登山者が身につけるべき技術です。

しっかりと覚えましょう!


ページヘの "いいね!"、記事のシェアも是非お願いします!

登山情報の共有は、安全登山にきっと繋がります。


.

.

懸垂下降からの登り返し技術

 

 

懸垂下降は、登り返し技術とセットで覚えてはじめて実践投入することができます。
山の中で垂直の壁を懸垂下降で降りる場合、下までロープが届いているか上からでは確認できないことが多々あります。

懸垂を開始してからロープが下まで届いていないことに気がついた場合、降りてきたロープを登り返さなくてはならない場合もあります。この様な時、もし登り返し技術を身につけていなかったら、すぐに窮地に至ります。

懸垂下降は安全に急峻な場所を下ることができる技術である反面、クライミング中の死亡事故発生率ワースト1の技術でもあります。確実に技術を覚え、安全な登り返しができるよう徹底的に練習しましょう!

 


ビレイデバイスの上に、7mm × 7m の補助ロープでプルージックを結びます。



プルージックの下にオーバーハンド・ノットで結び目を作り、安全管付きカラビナを取り付けておきます。



さらにその下に、アブミとして使う為の輪を作ります。
ロープ1本を少し弛ませた状態でオーバーハンド・ノットで結ぶことで、輪に隙間ができやすくなりアブミとして使用しやすくなります。



アブミに立ち、先ほど取り付けた安全管付きカラビナとビレイループを繋ぎます。



アブミから足を外し、プルージック側に荷重を移します。



ビレイデバイスをセルフビレイコードから外し、ダイレクトビレイモードにしてビレイループに繋ぎます。

この時、ロープの末端側を引いて可能な限りビレイデバイスにテンションをかけておきます。



懸垂下降のバックアップに使っていたフリクションノットコードを外します。



再びアブミに立ち、プルージック下の安全管付きカラビナを外します。
荷重をゆっくりとビレイデバイスへ移します。



ビレイデバイスで折り返されたメインロープの末端側を、プルージック下の安全管付きカラビナで折り返します。



アブミに立ち上がりつつ、末端側のロープを下に引きながら登ります。
プルージック下のカラビナとビレイデバイスが近づいたら、一度アブミから足を外し、プルージックを可能な限り上にあげます。

再びアブミに乗り込みながらロープの末端側を引き、体を上へ持ち上げます。
これを繰り返し、ロープを登り返します。



 

懸垂下降を行う人は、必ずこの登り返し技術もセットで覚えなくてはなりません。
確実にシステムの切り替えができるよう、何度も練習しましょう!
皆さまの安全登山にお役立て願えましたら幸いです^^

 

 

よりしっかりと学習したい方は講習もご利用下さい!


懸垂下降技術基礎講習

 

人間は登ることができても、下ることは苦手です。道迷いの末ようやく道路に出れたと思ったのに、そこは高さ10mの壁…。そんな時、懸垂下降が役立ちます!

全ての登山者に身に付けて頂きたい重要な技術です。

 

料金:2,500円(税別)

 



懸垂下降技術実践講習

 

安全性が高い懸垂下降技術に加え、懸垂支点についての注意点や懸垂途中からの登り返しなど、1日かけて徹底的に懸垂下降を学ぶ講習です。
守りの技も同時に覚え、懸垂下降マスターになりましょう!!

 

料金:9,250円(税別)

 



 Facebookをされている方は、是非下のバナーの"いいね!"ボタンを押してください

登山に役立つブログの更新情報が、タイムライン上に表示されるようになります。
良質な情報発信を心がけますので、是非 "いいね!" して下さい。宜しくお願い致します!!

 

 

良質な登山情報をより多くの方にお伝えすることは、山の安全に繋がると信じています。

記事のシェアは下のボタンよりお願いします♪

ご協力、お願い致します!!

 


~ 無料相談受付中 ~


登山の無料相談を行っています。
ブログに関するご意見、ご質問、登山に関する疑問点など、なんでもお気軽にご相談下さい♪

メモ: * は入力必須項目です

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    ヤマスキ (火曜日, 01 11月 2016 15:02)

    アブミに使う細引きが7mm、7mとのことですが、7mの長さが必要な理由をお教え下さいませ。

  • #2

    Kuri Adventures (火曜日, 01 11月 2016 15:21)

    この技術を行うだけであれば7mも必要ありません。
    セルフレスキューを行うのに、一般に7mm × 7m が使用されます。
    その為、Kuri Adventures では 7mm × 7m の補助ロープの携行と、それを使用した技術の指導を行っています。
    例えばプルージックを行うためのロープスリング2本と120cm程度のスリングの組み合わせでもできます。その時持っている道具を最大限利用することが大切です。

    尚、ダイニーマのスリングでフリクションノットを行うのはやめましょう。
    熱に弱く、融解のリスクを伴います。

    ご参考にして頂ければ幸いです^^

  • #3

    ヤマスキ (火曜日, 01 11月 2016 16:34)

    ご親切にありがとうございました。大変勉強になりました。

  • #4

    Kuri Adventures (火曜日, 01 11月 2016 18:42)

    また何か疑問がありましたらお気軽にご質問下さい^ ^