JMIA 日本登山インストラクターズ協会所属

 


バリエーションルート

一般的にバリエーション登山といえば「危険」という認識が強いように感じます。その認識は間違っていないです。

整備はされていない登山道なので道は分かりにくく、踏み跡は複雑に入り混じり、一般登山以上の読図能力とルートファインディング能力が求められます。脆い崩落箇所や岩場の急斜面など転滑落のリスクも大きく、時にはロープを使ったパートナー同士の確保も求められます。エスケープルートやビバーク地点も少なく、一つ判断を誤ると最悪の事態も考えられます。危険と隣り合わせの登山ではありますが、私はそれ以上の魅力がそこにあると感じています。

 

魅力は人それぞれあるとは思いますが、大きく挙げれるのは ”達成感” と "山との対峙" ではないでしょうか。一般登山よりも山頂に立った時に達成感を感じる理由は、そのルートを通り山頂に辿り着くまでに各個人のストーリーが作られているからだと感じます。

それは登山が始まる前から始まっています。十分な下調べから始まり、危険箇所の突破方法、ビバーク・エスケープについて、必要装備など、そのルートの攻略方法を考えるゲーム的要素と、自分に足りない技術や知識を補う努力。

そして当日は入念な下調べをもとに実際に登攀する冒険的要素。考えて登ることが止まらず、全てが自己責任の世界になる緊張感。そして一般登山道では見ることはできない山本来の姿と雄大な景色。今までとは違う山の姿や景色が広がっています。辺りに人がいない分、自然の音、呼吸音など全ての音がいつもよりも鮮明に聞こえ、自分達しかいない感覚がとても貴重であります。そして頂に立った時には、今までの準備と今日の出来事の点が線で結ばれ、一つの物語として完結するのです。

 

魅力が大きいバリエーション登山だからといって、全ての人が気軽に始められるものではありません。そこには一般登山以上の知識と技術、そして経験が求められます。本や動画を見て得たことは、知識として私達に備わりますが、技術としては危ういでしょう。確実に技術として自分のものにする為には、やはり繰り返しの山での実践経験が求められます。自然地形に対処する能力を養うには、自然に入るのみです。

 

私達 Kuri Adventurs が行う実践山行は、参加した方々が今後自立した登山者にステップアップできるように学習要素を組み込み、企画しています。" 連れてってもらう " 登山から、" 自分の力で登る " 登山者へと成長を促す教育の場です。

そしてその登山技術を学ぶことは、あなたの今後の登山人生をより豊かにするでしょう。出来ることが増えるということは、行ける山が増えるということ。そして見える世界も広がるということ。まだ味わっていない登山の魅力が学んだ先に待っています

 

このページにたどり着いたが吉日。やらずに後悔するよりは、熱がある今、学びましょう!

 

 


阿弥陀岳北稜

 

阿弥陀岳のバリエーションルートの一つである北稜にて実践山行を行います。

アルパインクライミング要素を持つ、マルチピッチでの登攀が求められます。決して難しいクライミングではありませんが、森林限界を超えた環境での登攀は迫力があります!!
装備はテン場にデポできるので、まずは登攀だけに集中して実践経験を得れます。

 



阿弥陀岳南稜

 

八ヶ岳のバリエーションコースの入門である阿弥陀岳南稜。冬季バリエーションとして有名ですが、夏にも登られています。

登攀難易度は易しめのルートですが、長く急峻なルートを、ビバークギヤ一式背負って歩き、一切の補給ができない場所でのビバークを経験する行程となります。

登山者として大きく成長できる本格的な登山の第一歩におすすめです!

 



北鎌尾根

 

槍ヶ岳へと続く、日本有数のクラシックなバリエーションルートの一つである北鎌尾根。高難易度でであるが故に、有名な登山家である加藤文太郎が遭難したルートとして歴史的にも有名です。特に槍ヶ岳山頂へと険しく伸びる岩稜帯は浪漫に溢れています。体力、登攀、ルートファインディングなど様々な登山の総合力が求められる北鎌倉尾根にて、実践経験を積みましょう!きっと価値ある登山になるはずです!