セルフレスキュー " 登り返し 1/3 システム "

 

 

もしオーバーハングした場所で墜落し、宙吊りになってしまったら?
タイトローピングでコンティニュアス中に、雪庇を踏み抜いたり、シュルンドに落下したり、岩稜でつまずいて転落したり…。

そんな時、どうやって脱出しますか??
映画の様に、上で墜落を止めてくれた仲間を救うために、自分で自分のロープを切る??
いいえ、実はけっこう簡単に脱出出来るんです♪


パートナーとロープを繋ぎ合って登山中の安全確保を行っている時、うっかり雪庇を踏み抜いたり、シュルンドに落ちたり、クライミング中にオーバーハングしたところに落ちて宙吊りになってしまったとします。
あなたならどうしますか?
実はこの様な状況下からも、レスキューキットを持っていると簡単に自分で脱出する事ができるんです♪

パートナーにロープを固定してもらい、自分はアッセンダーやプルージックなどを2つ使って登り返します。

この時に 1/3 レイジングシステムを登り返しシステムの中に組み込むことで、実に簡単に登り返すことが出来るようになります。

 

 


ロープにアッセンダー、又はフリクションノットをセットします。



120cmスリングに、端から10㎝程度のところに結び目を作ります。

その結び目にカラビナをセットします。

結んでできた輪を、アッセンダーのカラビナに通します。



スリングに足をかけて乗り込み、体を持ち上げます。



先ほど輪にセットしたカラビナを、ビレイループにセットします。

体重をアッセンダーに移します。



アッセンダーの下にセルフジャミングプーリーをセットし、O型の安全管付きカラビナでハーネスに繋ぎます。

セルフジャミングプーリーの代わりに、フリクションノットとプーリーの組み合わせでも構いません。



セルフジャミングプーリーで折り返したロープにプーリーをセットし、アッセンダーのカラビナにセットします。
セルフジャミングプーリーが動滑車となり、 1/3 レイジングシステムとなります。



アブミとなっているスリングに乗り込み、カラビナからテンションを抜いて外します。

アッセンダーを上に持ち上げ、アブミに乗り込みながらロープを引いて自分の体を引き上げていきます。



順序良く繰り返し、リズムカルに登り返して行きましょう!



『一緒に死ぬことは無いんだー!ロープを切れー!!』なんてのは、映画の中だけの世界です。
技術が確立していなかった時代には本当にその様な会話も為されていたのかもしれませんが、今ではこんなに簡単にロープを登り返す事ができるんです。
安全な登山の為に、是非装備と技術を持ちあわせておきましょう^^

 

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