原点とも言うべき原始的登山 "沢登り" の魅力

 

 
春が近づくと雪解けを残念に思う一方、新緑の季節が訪れる事に心躍る。

高い山々に雪解けが始まる頃、森が多い茂低山帯の沢が遡行者を受け入れ始める季節となります。

沢登りはもっとも原始的で、自然の深い部分を楽しめる登山スタイル。

人の踏跡無きその原生の森では、未知への冒険が色濃く残されています。日本特有のアルパインクライミングの楽しみが、そこには確かにあります!


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沢登りは日本特有の登山方法です。

標高がさほど高く無い場所から山が急峻になる島国特有の地形でなければ成り立たちません。

ヨーロッパアルプスを始めとした大陸内部の山々では、山の急峻な部分は高い標高に位置します。遡行対象となりそうな谷は、その多くが氷河に覆い尽くされ、沢登りはできません。

赤道からさほど離れていないエリアで、そこそこの標高の山が多く存在している島国。

そんな限られた条件下でしか沢登りを楽しめない。日本はそんな限られた条件に恵まれた土地です。
(実は台湾でも沢登りが行われていますが、元々は日本人が持ち込んだ山行方法だとされています。)

 

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個人的には沢登りが全ての山行の中で一番好きです。

沢特有の美しい景観や生命感溢れる森の雰囲気、透き通った美しい水。その美しさは、実際に足を踏み入れてみないと伝わらないかもしれません。

 

そして何より、その原生のままの自然が切り開いた水の道には、常に冒険が残されている点にこそ魅力があります!

水が集まる沢では、一度雨が降れば人の踏み跡を洗い流します。

道無き道を自ら切り開き進む感覚は、現在ある山行スタイルの中でもっとも"アルパインクライミング"の原点となる山行スタイルなのではないでしょうか?

登山者としての冒険心が掻き立てられます!

 


沢登りと一言に言っても様々なものがあります。

全身水に使って沢を遡る泳ぎ系の沢から、急峻な滝を攀じ登る登攀系の沢、滑床を永遠と進む歩き系の沢まで様々です。

初心者から楽しめるルートを多く持つ奥多摩や丹沢の沢の多くは、大凡膝丈程度の水深の沢が多く、全身ずぶ濡れになる回数は少なく済みます。

あまり大きな滝はありませんが、それでも連続する小滝を登攀し続ける、登攀系の沢が多い特徴があります。

さほど濡れずに済むので、4月後半から11月前半までと長い期間楽しめるのも魅力のエリアです。

 

春の新緑の季節は特に最高で、まだ薄い木々の若葉をすり抜けた太陽の光が、黄緑色の木漏れ日となって沢床を多い茂る苔をキラキラと輝かせます。

夏には泊まりがけで沢に入る楽しみがあります。夜には焚火を囲い、蛍の漂う中で飲み交わす酒とバカ話。満天の星空の下、沢のせせらぎの中で眠る夜。これが楽しくないわけがありません!

沢の時期がまもなく終わる秋。紅葉で真っ赤に染まる森の木々を楽しみながら、沢の時期は静かに終わりを告げます。

 

沢登りを楽しむためには、総合的な登山技術が問われます。

高いレベルのナビゲーションスキルやルートファインディングスキル、クライミングに必要なロープワークスキルや支点設置能力も問われます。

はじめは経験豊かな人に連れて行ってもらい、少しずつその技術を身に着けていきましょう。

沢登りを続けていくと、登山者として必要な技術の多くが身につきます。
沢が山ヤを育てるんです。

 

そんな魅力たっぷりの沢登りを、Kuri Adventures ではじめてみませんか?

僕個人としてもっとも好きな山行が沢登りです。

その魅力を一人でも多くの方に知って頂きたいと考えています。

皆さまのご参加をお待ちしています^^

 

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