登山の雨具でまず必要なのが高性能なレインウェアです。これは登山において絶対に必要な装備で、何があっても欠かしては行けない重要なギアです。
しかし高性能なレインウェアがあれば、それで快適に雨の中の山行を楽しめるでしょうか?
いいえ、そうではありません。
どんなに高性能なレインウェアでも、雨の中での山行で蒸れは絶対に起こります。特にレインウェアの表面が濡れてしまうと、かなり不快な状態になるでしょう。
傘は唯一蒸れない雨具です。併せて使うことですごく快適になるんですよ!
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登山に傘を使う!?
登山を楽しむ上で雨との遭遇は避けられません。天気予報では晴れと言ってたのに、山の中だけは驚くほどの集中豪雨となることも珍しくはありません。風に乗った湿った温かい空気が山の斜面を駆け上がり、上空の冷たい寒気にぶつかればそこで結露が発生します。すなわち雨雲です。暖かい季節であればあるほど、不意に雨に遭遇することは多々あります。
日本の登山シーンにおいての雨は、うまく付き合っていかなければならない避けられない相手です。
登山においてまず持たなくてはならない雨具は高性能なレインウェアです。
尾根筋や稜線上では風が強いことも多く、雨は横殴りに降ってくることがあります。この様な場合、全方位からの雨にも見を守れるよう、透湿性能を持った高性能なレインウェアが求められます。またレインウェアは高い防風性能も備えており、強風下では風によって体温が奪われてしまうのを防ぐこともできます。
一方で、その完全なる密閉性が原因となり、どうしても内部が蒸れてしまいます。その蒸れを防ぐためにゴアテックスを代表とする防水透湿フィルムを採用したレインウェアが開発されていますが、それでも蒸れを100%解決することなどはできません。
特にレインウェアの表面が湿ってくると透湿性能は大きく低下し、レインウェアの中で汗濡れが発生し始めます。
かなり不快なだけでなく、濡れによる冷えも起こります。
レインウェアは必須の道具ですが、万能なわけではありません。
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そこでおすすめなのが傘。
当たり前の話ではありますが、傘はあらゆる雨具の中で唯一蒸れない雨具です。
軽い雨ならば傘だけで対応できるし、少し強めの雨でもレインパンツとの併用で十分雨を防げます。
これで蒸れによる濡れからほぼ完全に解消されます!
レインジャケットを着る場合にも、生地表面があまり濡れないので、防水透湿フィルムの性能を最大限発揮してくれます。
どうしようもない大雨の中でも、レインウェアと傘の組み合わせで驚くほど快適に過ごせたりします。
また傘は太陽光を避ける日傘にもなり、夏の長い林道歩きやバス待ちでかなり快適に過ごせるようにもなります。
調理の際にバーナーの風よけとしても役立ちます。
先日、西丹沢で大雨に遭遇しました。普段は涸れ沢の登山道も、この日ばかりは美しいナメ床に変貌していました^^;
そんな雨の中でも、傘があったおかげでレインジャケットを着ずに過ごせ、とても快適な登山を楽しむことができました。
もちろん傘もまた万能ではありません。
風が強いときには使えませんし、登攀を伴うときにも使えません。森林限界を超えた稜線上では、使えるシーンも限られるでしょう。でもだからこそレインウェアとの併用が求められます。
傘があれば雨の日のテント場で、テントと山小屋の往復にレインウェアを着る必要性がなくなります。
長い夏の林道歩きを、涼しく快適に歩くことができます。
レインウェアとの併用で、蒸れずに快適な登山を楽しめます。
是非装備に傘も加えることを強く推奨します!特に雨の可能性がある日は絶対に持っていくことをおすすめしたいっ!!
登山用の傘にもいろいろなものがありますが、僕は長らくユーロシルム社のトレッキングアンブレラを愛用しています。
ユーロシルムの傘はグラスファイバー製の丈夫なフレームで、風が吹いてラッパ傘状態になっても壊れない特徴を持っています。
特にこれから買うならば、ハンズフリーモデルがおすすめ!
傘をバックパックに固定し、両手を離したまま傘を差す事ができます。樹林帯のヤブっぽいところでは傘を手に持った方が便利ですが、比較的開けた場所ではハンズフリーにして使えるほうが快適です。
また選ぶならばUVカット加工のされたシルバータイプ。真夏に日傘として使うことで、明らかに涼しく歩けます。言うならば、ずっと木陰を歩いてる感じ。直射日光の下で歩くのとでは全然違います。
1gでも軽く。それは登山の基本であり、あったら便利なものは可能な限り持たない様にすべきです。しかし一方で、安全に関わる道具は必ずすべて持つべきであり、絶対に欠かしてはいけません。
雨傘はその中間に位置する道具だと考えています。
傘があることで雨による濡れのリスクを大幅に低減でき、その事は体力低下を防ぐことにも繋がります。レインウェアを持つ上で絶対に持つべきかと問われればそうでは無いかも知れませんが、あることでリスクが下げられる道具であることは間違えありません。
この中間位置にある道具って結構あるもので、そこをどう捉えてどう判断するかが登山者としてのスタイルや在り方の差なのかなとも思います。
あなたの登山にもし傘の選択がマッチするならば、是非試してもらいたい!
きっと今よりももっと快適な登山を楽しめますよ♪
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