登山のロープワーク " ガルダーヒッチ "

 

 

ガルダーヒッチは、アッセンダーの代わりにロープのワンウェイシステムを作ることができる結び方です。
例えば初心者を連れている場合、危険箇所を安全に登らせるために使用することで、万が一転落しそうになっても、ガルダーヒッチがロープの逆戻り防止機能をはたします。
またこのシステムを使うことで、タープやツェルトを設営する際にロープを渡す時、強いテンションをかけて張ることがしやすくなります。


ガルダーヒッチは、アッセンダーやダイレクトビレイに対応したビレイデバイスと同じように、支点にワンウェイシステムを構築するためのロープワークです。
一方にはロープがスムーズに流れるけど、もう一方にはロープが流れないので、後続者の補助などを行うのに適しています。
但しテンションが掛かった状態からロープを緩めることが難しいので、クライミングでの使用は推奨できません。
急斜面や鎖場、草付きや凍結箇所の通過など、一度テンションがかかっても登っている本人がそこから再度登り開始できる様な場所に限定して使用して下さい。

ツェルトやタープを張る際に、木と木にロープを渡すことがあります。
この様な時、強いテンションをかけて張るのにもガルダーヒッチは役立ちます。
是非覚えておきましょう^^

 


支点構築し、カラビナを2つ、同じ方向にセットします。



カラビナ2つにロープを通します。
この時、右に自分側のロープ、左に後続者側のロープが来るようにします。



自分側のロープを1つめ(写真左側のカラビナ)に、もう一度ロープを通します。
左から右にロープをかけ、自分側のロープがカラビナとカラビナの間に通るようにします。



自分側のロープ(カラビナとカラビナの間に出ているロープ)を引っ張ることはできますが、反対に左側に出ている後続者側のロープは引っ張っても動きません。



 

登山中に使うことは少ない結び方ですが、覚えておくと何かと便利な結び方でもあります。
特にロープやスリングで何かをまとめておきたい時など、しっかりと締め付けて固定できるので良いでしょう。
覚えておきたいロープワークの一つです。

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