クイックドローのカラビナの向き

 

 

クイックドローって、どちら側のカラビナを使うかご存知ですか?

岩場に行くと、たまに使い方を間違えたクライマーを見かけます。クライミングジムで育ち、外岩に足を運ぶようになったクライマーは、この学習機会を得られないままになっているのでは無いかと思います。

クイックドローのカラビナを良く見てみると、ゴムで固定された方とそうでない方があります。ここを誤ると超危険!しっかり覚えましょう!!

 


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クイックドローのカラビナのどっち側をハンガーにかけ、どっち側にロープを通すか、きちんと理解していますか?

現在では山岳会などの組織登山を経験される方が少なく、またその一方で、クライミングジムのブームにより、ジムで育って外岩に出向くようになるクライマーが多くなっています。

ジム育ちのクライマーは最初から技術力が高く、かなり難しいルートへもいきなり挑戦するスキルを持つ方もいます。

しかしジムで育つと、クイックドローをクリップする経験を持たないまま外岩に行く事となります。この時、適切な指導を受けられていないと、誤ったクライミングを行って危険を伴う場合があります。

その一つに、クイックドローのカラビナの使用方向があります。

実はこの方向を間違えると、カラビナがハンガーから簡単に外れてしまい、非常に危険です。

 


 

クイックドローのカラビナは、一方はただの輪っかに通されており、もう一方はゴムで固定されています。

ゴムで固定されている理由は、クリップのしやすさにあります。余計な可動が無いので、すなおにクリップしやすいんです。

なら両方ゴムで固定しちゃえば良い気がしませんか?

実はここに落とし穴があります。

 


固定されていない方のカラビナをハンガーにつけた場合、ループ部分で力が逃げてカラビナが押されません。



しかし固定された側をハンガーにクリップしてしまうと、クイックドローがロープに引っ張られた場合にゲートが押されてしまいます。



こうなると、いとも簡単にカラビナが外れてしまいます。

また固定された側をハンガーに取り付けると、クイックドローが破損するリスクも高まります。

 

使用する向きには十分注意しましょう!



 

そう、固定されている側をハンガーにかけてしまうと、いとも簡単にカラビナがハンガーから外れてしまうんです。
とても危険ですね…。

また向きを間違えると、カラビナの破損リスクも高まります。

クイックドローを使用する際には、必ずゴムで固定されていない方を使用して下さい^^

 

他にもクイックドローの使い方には注意点がいくつかあります。

追って少しずつ紹介させて頂きますね!

 

皆さまのセーフティークライミングにこの情報がご活用されれば幸いです♪

 

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