登山は自然地の奥深くまで足を踏み入れる行為です。人里から遠くはなれているため、万が一の負傷時には自分たちでなんとかしなくてはなりません。
そこで必要になってくるのがファーストエイドキットです。
自力下山、もしくは救助までの間を耐える為のひとまずの応急処置を行うために、最低限必要な医薬品を用意しておきましょう。
何でもかんでも持ち歩くと、ファーストエイドキットはどんどん膨れ上がってしまいます。生命維持のために必要な優先順位を考え、緊急性の高い装備を中心に持つようにしましょう。
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ファーストエイドキット
~ 登山の基本装備 ~
登山にファーストエイドキットは持っていっていますか?
街から遠く離れた自然地の奥深くまで足を踏み入れる登山では、万が一怪我をしてもすぐに助けは来ません。
例えば深い傷を追ってたくさんの出血をしてしまった場合、その場の応急処置で止血しなければ時に命にすら関わります。
骨折や捻挫では固定が必要になりますし、頭痛や下痢など、登山のパフォーマンスを下げる症状にも対応しなくてはなりません。
これらのトラブルに対し、ファーストエイドキットの備えが必要です。
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登山中に起こるトラブルの内、特に出血に関する対応はとても重要です。
外傷を終えば必ず出血します。出血が続けば身体のパフォーマンスは著しく低下し、いずれ命を落とします。
また命に関わるほどの怪我でなくても、細菌感染による腫れ、熱発などの可能性も考えられます。
山の中で止血を行い、可能な限り衛生状態を保っておく。それに必要な装備を最優先して、ファーストエイドキットの中身を考えます。
また出血した仲間の応急処置を行う上で、必ずゴム手袋の装着も必要です。お互いに気が付かず持っている感染症があるかもしれません。また傷口の衛生状態を保つ意味でも必要です。
感染予防に必ずゴム手袋も数枚用意しておきましょう。
医薬品としては、以下のものを備えています。
◯ イソジン液:消毒に必要
◯ 抗菌軟膏:傷口の保護や虫刺され時の感染予防など
◯ ステロイド軟膏:植物や虫によるかぶれ、かゆみ、腫れなど
◯ 抗菌目薬:一回ずつ使える小分けタイプ
◯ 解熱鎮痛剤:痛みや発熱を抑える薬。血液凝固抑制が心配なので、個人的にはサリチル酸系は念のため避けています。
◯ 胃薬:胃粘膜保護剤と胃酸抑制剤の2種類を用意しています。
◯ 下痢止め:数日に及ぶ登山の時には必須です。
◯ 抗ヒスタミン剤:鼻水、かぶれ、かゆみなどのアレルギー症状に使用します。
衛生用品としては以下のものを備えています。
◯ 滅菌ガーゼ数枚:止血や傷口の保護に使用
◯ 包帯:固定と傷口の保護に使用
◯ テーピングテープ:捻挫や骨折の固定に使用
◯ サージカルテープ:ガーゼや包帯を止めるのに使用
◯ 絆創膏:小さな傷に使用
◯ コンドーム:手や足の傷を汚れや水から保護する為に使用
◯ ゴム手袋:感染予防に使用
◯ アルコール綿:器具の洗浄に使用
◯ 体温計:熱発や低体温症の目安に使用
ここで紹介したファーストエイドキットは、あくまで参考例です。
各個人ができる範囲の処置内容の装備を、想定しうるトラブルに備えて用意しましょう。
皆さまの安全登山にお役立ていただければ幸いです。
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