エバニュー Ti400NH|世界最軽量のクッカー

 

 

永らくエバニューの Ti400FD と言う小さなクッカーを愛用して来ました。 カップメシに必要な300cc前後の湯をわかせるサイズで、もうこれ以上は無いと思われる50.1gの超軽量ボディ。大好きな山道具のひとつです。

しかし少し前にこのストイックな Ti400FD からさらにハンドルを取り払った、Ti400NH なるクッカーが販売されました。

火に掛けるナベがノーハンドだぜ?

バカじゃねぇの??

 

しかしこの鍋の重量が33.6gとマジで軽い!

ハンドルとそれに巻かれたシリコンチューブ、ハンドルの取り付け部分のプレート。これらの重量が16.5g。

実に1/3 の重さです。無視できません。

 

 

この鍋をどう使うか。実はこれ、クライマーならさほど困らないことに気がついたのです。
だって基本的にいつも装備にカラビナが含まれるでしょ?
湯沸かしの後、鍋を持ち上げる際にはカラビナを取手に使えばハンドルは不要です。
一個だと不安定なので、二個使った方が良さそうですねー。

 

 

ついでにチタンの蓋も撤廃し、アルミホイルへ変更して14.2g。ライターもロウマッチに変更で12.3g。鍋の変更と合わせて実に60gの軽量化となりました。 最終的に、燃料を含めた総重量が135gに。いよいよホントに軽いです!
まぁほんと手間ばっかり増えて、苦労を重ねて、それでもたかが60g。クレイジーな世界ですよね(^◇^;)

 

軽量化をする上で大切な事は、その事によるリスクの増加が最小限となるものである事。 例えば鍋からハンドルを取り払う事で生じるリスクで言えば、お湯をこぼすリスクなどが増しますが、お湯をかぶったりしない限りは直接的な危険はそこまで高くありません。 軽量化による安全性の向上と、危険性の増加を天秤にかけ、総合的な安全性が向上すると判断した場合にのみ変更を行います。

山岳遭難死亡事故の圧倒的要因第一位が転滑落。 荷物が軽ければバランスを崩す可能性を下げられるし、雪の上での滑落停止の成功率も大きく向上します。荷物がコンパクト化すれば風で煽られる力も小さくなるし、枝や岩に引っかかる回数も減らせます。 軽量化は、ちゃんと考えて行えれば山の安全に大きく貢献してくれます。

 

この辺りの軽量化の話をまとめて書籍化する事となりました!

まだ細かい打ち合わせはこれからなのですが、これまで蓄積したノウハウを全て詰め込んで、より多くの登山者の役に立てる一冊に出来ればと思います。 目指すは来春かなー?