登山の楽しみの一つに、道具の選択があると思います。
選び抜いた信頼の道具を持ち、文明の及ばぬ大自然の奥地に足を踏み入れ、限られた道具で生き抜く。
それこそ、まさにアウトドアアクティビティにおける最大の醍醐味かもしれません。
しかし一方で、無数にある市場の商品の中から、何をどの様に選択すれば良いか悩む部分でもあると思います。
ここでは、実際に私が使用し、これぞ名品と感じた商品を紹介しています。
道具選びのヒントになれば幸いです。
これまで多くのランヤードはダイニーマなどの伸びない素材で作られてきました。衝撃をまったく吸収しない素材でランヤードを作ることに対する危険が認知され始めた昨今では、ダイナミックロープで作られたランヤードシステムが徐々に主流になりつつあります。
ペツルが先駆けて販売したコネクトアジャストが大変人気を集めましたが、やはりPASなどを代表するリング型デイジーチェーンのランヤードシステムより使い勝手が劣りました。
ところがついに出たのですよ!伸びるPAS!!もうこれしか選択肢無いでしょ!?
登山やクライミングに使用されるスリングには、主にナイロンかダイニーマが使われています。それぞれに利点と欠点が存在するため、使用箇所に併せて選択することが求められてきました。
ナイロンは比較的熱に強く、結びによる破断低下率の低い素材だが、耐切創性が低く、また水濡れや凍結による強度低下率が高い。
ダイニーマは高い耐切創性と破断強度、濡れによる強度低下が起こらない利点を持ちつつも、極めて熱に弱く、また結びによる破断低下率も大きい。
この2つの素材を組み合わせたナイスな商品が存在します!
登山者と自転車の相性は良いと感じています。例えば登山に自転車を活用すれば、縦走登山の際に予め出口に自転車をデポして入口まで車で行けば、アクセス問題は解決します。また遠く離れた駐車場に車を停め、自転車でアクセスすることで駐車場混雑問題も解決するでしょう。電車で行って、駅から登山口を自転車で目指しても良いですね!
長い林道のアプローチも自転車があれば一気に時間短縮が可能です。
さらに日常のトレーニングとしてもとても有効で、生活の足として使用していくことで登山に適した体作りを行っていくことも可能です。
直接的に登攀に必要な装備ではないので、一般のクライマーで持っている人は案外少ないものですが、いざトラブルが起きた時にプーリーが無いととても困ります。
宙吊りになった人を引き上げる際にプーリーがないとほんと引き上げが困難だし、困難な壁の登攀の際に荷揚げを行うにも、プーリーがないとほんと重い。渡渉の際のチロリアンブリッジなんかにもあると便利ですね。
プーリーはたくさんあった方が効率的ですが、登攀に直接的に役立つ道具では無いのであまりたくさんは持ちたくないですよね(^_^;)
個人的には2つのプーリーを個人装備として持つのが良いかなと感じています。
セルフビレイを行った状態で墜落すると、とても大きな落下係数が発生してしまう場合があります。例え墜落距離が短かったとしても、落下係数が大きいと墜落衝撃も大きなものとなります。もしセルフビレイをとっているランヤードが伸びない素材だった場合、腰に重篤なダメージを及ぼす危険性があります。
そこでダイナミックロープを採用したランヤードシステムを使うことで、ロープが墜落衝撃を大きく吸収してくれます。安全度はかなり高くなります。
ロープを切って自作しても構いませんが、専用の道具を使うことで利便性も高まります。ペツルのデュアルコネクトアジャスター、とても便利です!!
ペツルの誇るブレーキアシスト機能付きビレイデバイス、グリグリ。
スポーツクライミングの世界ではとてもメジャーな商品で、正しく使えば安全度が極めて高い確保を行えます。なんせブレーキアシスト機能付き。末端を握ってさえいれば、ぼーっとしてても確実に確保できます!
スポーツクライミング用に開発されているので、アルパインクライミングでは不向きと考えられていました。しかし、今、山岳ガイドや登山インストラクター、山岳救助隊員など、多くの職業登山者がフィールドに持ち出しています。
使いこなせれば、実は素晴らしく使いやすい道具だったりするんです。
オーバーグローブの予備には、ダウンミトンがおすすめ!
万が一オーバーグローブが使えなくなった際の予備にももちろん、手先が冷える寒さの中で保温力を大幅に高めることができるのも魅力です。メイングローブとしては操作性にかけるダウンミトンも、使い方を考えればとても役立つ魅力的な道具となります。
さらに一つのアイデアとして、ダウンミトンを足に履き、テントシューズの代わりとして使うというものがあります。一つの道具を複数の目的に使う事で、山の装備はより軽くする事ができます。
寒冷地では、汗を衣服の外に全て出すことが困難です。内外温度差が大きい環境ではどうしても一番外側の生地のすぐ内側で結露が発生し、衣服の内側は徐々に湿気を帯びていきます。
水は空気より20倍以上も熱伝導率が高いので、衣服の保温層が濡れてしまうと外気により保温層内の空気は一気に冷やされ、保温力を急激に低下してしまいます。
そこで極地冒険などでは、VBL(ベイパーバリアラップ)と言う技法が使われます。
湿気を外部に漏らさないことで熱伝導率の低下を防ぎ、衣服の性能を最大限に活かす技術を登山にも取り入れています。
冬のグローブ選びは本当に迷走しました。
一番最初に先輩から " 冬はウールにペラペラオーバーグローブが最適らしい " と教えられ、それを使っていました。しかしそれは使い古されたカビの生えた技術だろうと、最先端マテリアルを使った様々なグローブをいろいろ試してみていました。
15年以上の歳月彷徨い続けた結果、ついにこの数年間は1つの答えに辿り着いたのです。
その答えは!? 結局ウールにオーバーグローブw
先輩の言うことは聞いといた方が良いのですなー。
登山を行う上で絶対に持たなくてはならない道具のひとつにヘッドライトがあります。ちょっとしたイレギュラーで日没を起こしてしまう事も多い登山では、夜を迎えてしまうと光なしでは行動ができなくなってしまいます。
登山用のヘッドライトは各社より本当に様々な種類が出ており、どれを選んだら良いか分からなくなります。
そんななか、ドイツのレッドレンザー社が凄いヘッドライトを出してきました!!
一年ほど前に販売が開始され、そのあまりの高性能っぷりに話題となったMH10。
ヘッドライトに求められる最低限の機能と最大限の性能を紹介します。
登山の雨具でまず必要なのが高性能なレインウェアです。これは登山において絶対に必要な装備で、何があっても欠かしては行けない重要なギアです。
しかし高性能なレインウェアがあれば、それで快適に雨の中の山行を楽しめるでしょうか?
いいえ、そうではありません。
どんなに高性能なレインウェアでも、雨の中での山行で蒸れは絶対に起こります。特にレインウェアの表面が濡れてしまうと、かなり不快な状態になるでしょう。
傘は唯一蒸れない雨具です。併せて使うことですごく快適になるんですよ!
ビレイデバイスはクライマーの命を守る最重要クライミングギアの1つです。
カラビナによるムンターヒッチの時代から、エイト環、ATCやルベルソなどの現代的なビレイデバイスを経て、最近ではブレーキアシスト機能のついたビレイデバイスも増えてきました。
グリグリなどに代表される自動補助ブレーキ機構付きビレイデバイスは大きく重いものが多かった印象ですが、近年では実にシンプルで軽量なビレイデバイスも一部ラインナップされてきています。
そんな中でも特におすすめなのが、エーデルリッドのメガジュルです。
山岳遭難捜索における切り札として現在注目を集めている " ココヘリ " 。
以前よりあるヒトココと言うビーコン探知機器を応用したサービスで、民間航空会社と連携して上空よりヘリコプターでビーコン捜索してくれます。
ヒトココは障害物などの影響でさほど遠くまで電波が届きませんが、これが空から探す場合には抜群に効果を発揮してくれるそうです。実験では1.5km程度先から検知できている様ですので、捜索対象となる山域をナメるように飛べば高確率で発見できそうです。
このサービスが、びっくりするくらい安いのもまた魅力的です!
最高の寝心地と圧倒的な軽量化を実現してくれる、EXPEDのエアーマットULライトをご紹介します。 全身用サイズにも関わらず、その重量は実測で僅か342g。5cmの厚さが地面の凹凸を完全に消してくれ、しかも両サイドのチューブだけ太く作ってあるので、寝ている間のズレ落ちも起きにくくなります。
それに加え、クローズドセルマットを組み合わせることで、積雪期の背中の冷えや万が一のパンクに備えます。このことでお尻から背中の沈み込みが抑えられ、より自然なカーブを描いてくれるので腰痛も起きにくくなります。
本当に最高の寝心地になりますよ♪
トレッキングパンツの裾に、絞り用のドローコードがついているタイプとそうでないタイプがあります。パンツの裾を絞れないと、クライミングシューズの様にヒールが低い靴を履いた時、かかとを裾に引っ掛けてしまうトラブルが起きがちです。
お気に入りのパンツがクライミングには使いにくく、泣く泣く違うパンツを履いていくって方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
今回お伝えするのは、そんなゴム無しトレッキングパンツの裾を簡単なカスタマイズで絞り機能を追加する方法!
早速試してみましょう♪
登山において、カメラは切っても切れない道具。
美しい景色に出会ったり、共に山に入る仲間の笑顔は是非思い出として写真に納めておきたいものです。
登山という限られた条件にフォーカスし、どの様なカメラを選ぶべきかを考査してみました。そして個人的におすすめなカメラの選択を示しています。
カメラ選びに正解はありませんが、登山と言う限定された環境での撮影において何をどう選ぶべきかは自ずとその特徴から選ぶことができます。
カメラ選びのひとつの参考にして頂ければと思います。
登山を行うと、雄大な大自然に出会います。
その美しさを写真に納め人に伝えようと思っても、なかなか本来あるべき自然を表現することは難しいものです。その最大の理由が、遠近感と景色の広がりにあると考えました。
そこで購入したのが超広角レンズ!
人間の視野よりも広いエリアを写し込むことができる上、自然の奥行き感をグッと引き出す事ができる素晴らしい特性を持っています。
写真に悩んでいる方は、ちょっと検討して見る価値あるかもしれませんよ?
アイスクライミングを行う際に利用するリーシュ。なかなか納得できるものが無いので自作してみました!
業務用ランヤードに使用するスイベルにデイジーチェーンを繋ぎ、スピナーリーシュに近い自作リーシュを使用しています。
業務用ランヤードは墜落荷重に耐えられる上、デイジーチェーンの組み合わせなのでアックスの位置に関係なくアックステンションをかけられる利点があります。
またアックスを打ち込めば、どこでも簡易セルフがとれる優れもの!
なかなか便利でおすすめです♪
オールマイティーに使えるアイスアックスとして定評のある、ペツルのクォーク。
きっと日本で一番売れているアイスアックスでしょう。どこに行っても見かける、定番中の定番商品です。
みんなに選ばれるのにも理由があり、かなり扱いやすい、完成度の高い道具です。
しかしそれでもノーマル状態では少し使いにくい部分もあったので、オリジナルカスタムを施してみました!
全ての人に適しているとは言い難いのですが、けっこう便利なアイデアもあるので試してみては!?
アイスクライミングを始める時、悩ましいのがアイススクリューの購入。
いろいろな長さがあり、どれを何本買ったら良いのかわからないものです…。
もちろんどんな時期にどこを登りたいのかなどでも変わってくるものですが、個人的にこのくらい用意するのが良いだろうと思われる目安を指針として示してみたいと思います。
これが必ずしも正解とは限りませんが、しかし1つの答えでもあります。
これを参考に揃えはじめ、自分なりのスタイルを築いて頂ければと思います。
僕のスタイルは、安全重視型な内容となります。
登山の隠れた必須アイテムにトイレットペーパーがあります。
山のトイレにはトイレットペーパーがないこともありますし、トイレが無い山域では当然そこらで用を足さなきゃなりません。また食事後の鍋の拭き掃除や万が一のビバークにおける焚き火の焚付など、様々な用途に使います。
そんなトイレットペーパー、どうやって持っていっていますか?
芯を抜いて中央から取る方法ではトイレットペーパーが捻れながら出てきちゃうし、トイレットペーパーが潰れてスムーズに出てこなくなる場合もあります。
しかしこの方法なら、そんな悩みから解決されます!
ビバークの要となるのは、地面からの断熱です。
山の中で急遽ビバークしなくてはならなくなっても、地面への放熱を防ぐことができればしっかりと睡眠を取り、翌日に向けて体力を回復させる事ができます。
可能であればスリーピングマットを持っていきたいところですが、日帰りや小屋泊の登山、スピードを要求されるアルパインクライミングなどでは少しでも荷物を軽くしたいもの。かと言って、軽いフォームマットなどはなかなか嵩張ります。
そこで考案したのが栗山式ビバークマット!
これなら軽く、あまりバックパックの収納スペースを犠牲にせず持ち運べます。
冬季登山で最も恐ろしいリスクに低体温症があります。万が一を考えた時、冬の防寒着はまさに生命線とも言うべき最重要装備の一つであると言えます。
本来登山における装備は少しでも軽くするべきですが、個人的に冬の防寒着はオーバースペックで構わないと考えています。
防寒着は停滞時に使用するものであって、行動時はまず着用しません。だからこそ、絶対の保温力は正義です。
THE NORTH FACE のヒマラヤンパーカは、まさに最強のダウンジャケット!
厳冬期の登山を支える頼もしい相棒です。
パタゴニアが2016年に発表した新しいレイヤリングコンセプト " ハイアルパインキット "。着ているもの全体をシステムとして捉え、組み合わせることで最大限の機能を発揮するコンセプトとなっています。
その中で、寝具に位置するのがハイブリッド・スリーピング・バッグです。
半シュラフに上半分だけシュラフカバーを取り付けたような商品で、厚手のビレイパーカーなどと併用することで必要最低限の保温性を保ちつつ、最大限の軽量化を望める優れた道具だと感じます。
緊急のビバーク用に携行するのに、ギリギリ許容できるサイズと重量でもあります。
クライミングの時、岩壁までの短い道程を安全に歩く事を目的に開発されたアプローチシューズ。一般に、岩でのグリップ力を徹底的に高めたソールを使用しています。
アディダスのテレックススコープはちょっとコンセプトが違うのか、もう少し硬めのシャンクにブロックパターンのソール。ゴアテックスブーティーを搭載。
絶対的な岩でのグリップ力を削って、アウトドアでの使用感を高めています。
この事で純粋なアプローチシューズとしての価値を低く見る方も居るようですが、一方で違う目的に使った場合は最強の一足となります。
岩稜を歩くには、こいつ以上の相棒はなかなかいません!!
登山は自然地の奥深くまで足を踏み入れる行為です。人里から遠くはなれているため、万が一の負傷時には自分たちでなんとかしなくてはなりません。
そこで必要になってくるのがファーストエイドキットです。
自力下山、もしくは救助までの間を耐える為のひとまずの応急処置を行うために、最低限必要な医薬品を用意しておきましょう。
何でもかんでも持ち歩くと、ファーストエイドキットはどんどん膨れ上がってしまいます。生命維持のために必要な優先順位を考え、緊急性の高い装備を中心に持つようにしましょう。
木を切ったり、大雑把な加工を行う場合、ナイフよりノコギリの方が役立ちます。
もちろん登山にあまり重たい荷物を持っていくべきではありませんが、本当に小さなノコギリであれば持ち歩くのも殆ど苦にならないほど軽いものだったりします。
簡易的な担架や松葉杖を木から造ったり、沢登りでの焚き火の際に薪の長さを整えたり、焚き火のファイアーリフレクターを作るのにもノコギリがあると便利です。
実際には、ナイフより出番が多いかも知れません。
小さなノコギリを持つことで、きっといざという時に役立ちます。
なかなか便利ですよ^^
僕は3つのナイフを使い分けています。
一番出番が多いのが、トレッキングに使っているハサミがメインの小さなレザーマン。ついでクライミングや救助に使うスパイダルコのレスキューナイフ。
一番出番が無いのが、このシースナイフ。ぶっちゃけ、沢の泊まりかキャンプでしか使う機会がありません…。
しかし一番大切にしている刃物で、一生涯付き合っていくであろう相棒でもあります。
程よいサイズの刀身に、フルタング構造の丈夫なシースナイフ。鹿角のグリップ。
剃刀の様に鋭く切れる日本製。そのひとつひとつが男心を擽ります。
徹底した安全対策を行っても、山の危険を完全に取り除くことはできません。
万が一の時には、持ち合わせの道具を頼って生き延びる為の知恵を身につけていなくてはなりません。サバイバルの為にまず欠かせないのが、体温を維持すること。
ツェルトなどのシェルターで雨風を避けるとともに、焚き火などで体を温めることが大切です。特に秋~春にかけては焚き火がかなり有効です。
しかしいきなり拾った木の枝に火をつけようとしても、焚き火は起こせません。まずは火口となるティンダーに火をつけ、小枝から徐々に太い木に火を移していきます。
焚き火の火付け役、ティンダーの作り方をここでは紹介していきます。
ナチュラル100%の虫除けスプレーが流行する中、真逆にぶっ飛んだケミカル100%!
完全なる化学物質系虫除けスプレーです^^;
日本ではディート30%の濃度までしか製造が認められていませんが、REPEL100 はなんとディート98,11%。もうほとんどディートだけ。なんか体に悪そうです…。
しかしその効き目は抜群で、これまで試してきた虫除けスプレーの中では間違えなく最強です。
蚊やブヨ、マダニ、ツツガムシ、ヤマビルなど、被害に会いたくないやっかいな虫を寄せ付けません!
登山を行う上でいつも心配なのが、山の奥から通信が困難な事。
稜線上であれば、場所によって携帯電話が通じることもありますが、その多くの場所では電波は通じません。無論、谷では一切電波は通じません。
無線機の利用も考えられますが、これもいつでも電波が届くわけではありません。特に携帯電話が普及した現在では、趣味で無線を傍受している人も少なくなりました。
しかしその一方で、もっと確実に通信が行える通信システムが最先端技術により可能となりました。それは衛星電話です。現在ではとても手に入れやすく、維持費も現実的になりました。これなら安心料として持っておくのも良いかもしれません。
登山には様々な道具を用意する必要があります。
大自然の奥深くにまで足を踏み入れるアクティビティである登山では、その自然の脅威から身を守るための様々な装備が無いと時に命に関わります。
時期や場所、山行形態によって持っていく装備は変わりますが、ここでは最低限どんな山にも持って行くべき道具を選定してご紹介します。
ここに上げている道具は、どんな山行にも必ず用意すべき基本セットとなります。
参考にして頂ければ幸いです。
皆さまの安全登山にお役立て下さい。
HeliNox の LBB120 と言うトレッキングポールが秀逸です。
トレッキングポールを使っている方は分かると思いますが、使わない時ってけっこう邪魔になりません?
枝に引っかかったりして、進行を妨げられたりします。
また出し入れが頻繁なときは、なかなか手間だったりもしますよね。
HeliNox LBB120 は、そんなトレッキングポールの不快なお悩みを一挙解決してくれちゃった素晴らしいアイテムです!!
カシオのプロトレックを購入しました^^
コンパス、高度計、温度計が装備された高機能な腕時計でありながら、17,000円と比較的低価格で購入することが出来ました!
これまでアナログ装備がベストであると考えておりましたが、いやはやこれは便利ではありませんかw
登山用の腕時計、間違えなく山の安全に貢献してくれる装備です。
デジタル簡易無線のおすすめオプションパーツをご紹介します。
登山で使う場合、これらを加える事でずっと使いやすくなります。
こうしたオプションパーツでカスタマイズを楽しめるのもまた、デジタル簡易無線の良い所だと思います^^
今回は僕が愛用しているロングアンテナSRH350DHと、ICOM純正オプションの大容量バッテリー、スピーカーマイクをご紹介します!
デジタル簡易無線って良さそうだなって思っても、どこに売ってるのやら?
現実的にはあまり置いているお店もなく、インターネット通販で買うことが多いと思います。でもネット通販って、いまひとつ不安が多いものですよね…。
実際にデジタル簡易無線を注文すると、何がどの様に届くのか?
今回業務用にもう一台購入したので、その箱の中身を紹介します^^
けっこう親切なパッケージなので、ストレス無く始められますよ♪
デジタル簡易無線ってご存じですか?
2008年に始まったばかりの無線制度なのですが、なんと免許無しで使える無線なんです。
それでありながら、アマチュア無線4級で使えるハンディ機と同じ、最大5w出力!
その上、業務、レジャー問わず使え、開放呼び出しチャンネルにて第三者を呼び出すことも、秘話コードを使って、仲間内だけで使用することもできる優れたシステムです。
これをみんなが持ったら、山の安全は確実に高まります!!
泥に汚れたままのクライミングロープを放置すると、繊維の劣化が早まります。
特に泥濘んだ泥や砂で汚れている場合、繊維内に粒子が入り込んでいる可能性があります。そのまま使用すると、内部の繊細な繊維の断裂を繰り返し、ロープの消耗が著しく早くなります。
定期的なロープの洗浄は、クライミングロープを長持ちさせる上で重要なメンテナンスとなります。しっかりと洗い、キレイなロープでクライミングを愉しみましょう^^
無雪期の登山におすすめなグローブとして、ビレイグローブがおすすめです。
ロープとの摩擦から手を守るクライミング用のグローブなので、その耐久性、防御性、操作性は大変優れています。
山の中では、手の保護をしたい時と、手袋をしないほうが安全な場面が交互に現れたりします。簡単に付け外しでき、携行がし易いのもビレイグローブの魅力な点ですね!
今回グローブを新調したので、その紹介も含めてお話しています♪
山岳ナビゲーションにおいてもっとも難しいのは"現在地を把握すること"です。
晴れた日の尾根筋であれば、目標となる山と今いる尾根との位置関係から現在地を把握できますが、沢筋にいる時には現在地を特定することが困難となります。
そこで便利なのが高度計!
沢の分岐などで高度計と地形図を確認すれば、現在地は一目瞭然です。
ナビゲーションアイテムの1つとして装備に加えましょう^^
答えが無い雪山のグローブ選択。しかし僕は、今年1つの答えに辿り着いた気がします。
お客様が使っているのを見て、ピンときました!これ、最強じゃね?
ゴアテックス社のウィンドストッパーを使用し、そこそこの防水性と圧倒的な透湿性を持つグローブですので、従来のインナーグローブ程濡れに注意する必要がありません。
また指先に液晶タッチパネル対応素材が付いているので、グローブをしたままスマートフォンが操作できます。もう一度言います。これ、最強じゃね?
雪山登山のテント設営って、ちょっと面倒だと感じませんか?
ペグをアンカーにして雪に埋める方法が一般的だとは思いますが、その為にはいちいち雪を掘らなくてはならない。
厳冬の寒風に晒されているテントの設営・撤収は、何とも言いがたい辛さがあります。
その時間を大幅に短縮するには、簡単にテントをペグ固定できる道具が有効です!
あるんですよ!軽くて、長い、良く効くヤツが♪
雪山登山で欠かすことの出来ない、重要な道具の一つであるゴーグル。強風や吹雪の中でも、ゴーグルが視界を確保してくれ、安全な登山の継続を保ってくれます。
また顔の大きい面積を覆ってくれるので、保温や頬骨、鼻の凍傷予防にも役立ちます。
そんなゴーグルにも大きな欠点があります。それはサングラスに比べてとても曇りやすい点。僅かなミスや気象条件で簡単に曇ります。
しかし、ついに発見しましたよ!まったく曇らないゴーグルが存在します!!
わかんがスノーシューみたいに簡単に取り付けられたらなぁ。
なんて思ってたら、ありましたよ!そーゆーカスタムキットが!!
オクトスから販売されている、アルミわかん用ラチェットベルトキット。
一本締めと違い、簡単に取り付けられて緩むこともありません。もちろん、アイゼンを付けたままの装着も可能です。
これはとても便利な商品を見つけちゃいましたよー ^^
雪山登山の必須アイテムであるゴーグルやサングラス。
それぞれどの様に使い分けるか、意識したことはありますか?
これを意識しないと、次第にどちらか一方でも良いかな・・・。なんて気がしてきちゃうのですが、やっぱりどっちもあった方が良いと思います。
それぞれの特徴と使用シーンをしっかりと知っておきましょう。
正しい知識を知った上で両方持っていると、きっと雪山登山の安全が高まりますよ^^
ハーネスと言うと、スポーツクライミングのカラフルなしっかりとしたハーネスを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかしあのハーネスって、登山で使うとバックパックと干渉してイマイチ使いにくかったりしませんか?
登山に使うには、パットが省略された登山専用のものを用意したほうが快適です。
今回は個人的に愛用している、登山用ハーネスを紹介します。
テントの張り綱に、フリクションノットコード、沢でのお助け紐など、様々な用途で使う細引き。そんな細引きのメーカーって気にしたことありますか?
低価格な商品なのでなんとなく適当に買っているかも知れませんが、実はメーカーによってその使用感がかなり異なるようです。
今回たまたま登山用品店で発見したシンギングロック社のアクセサリーコードは、実に靭やかで扱いやすい印象です!
透湿性を持つゴム手袋の"テムレス"。
絶対的な防水性と作業性に加え、透湿機能により蒸れないテムレスは、登山においてとても使いやすい手袋です。特に防寒テムレスは、クライマーを中心に広く愛用されています。
低価格で高性能なテムレスにも、唯一弱点が…。それは超が付くほどダサいロゴ…。
しかしこのロゴ、どうやら消す方法があるようです!
ペツルのクレバスレスキューキットは、クレバスに落ちた仲間を救う為に用意されたセットですが、実は登山のセルフレスキューにおいて欠かせない道具でもあります。
先日紹介したレスキューキットでも問題なくレスキューを行えますが、このセットを使うことでより簡単に、より効率良く作業が行えるようになります。
マルチピッチクライミングやバリエーションルート、雪山登山で必ず持ちたい装備です。
装備の準備に合わせ、レスキュー技術と知識も身につけておきましょう。
エーデルリッド社のスイフトは、シングル、ハーフ、ツイン全ての規格をクリアした、すごいロープです!
シングルロープの強度と伸び率の低さを持ちながら、ハーフロープやツインロープの様に衝撃荷重が小さい。断裂の危険、プロテクションが外れる危険、相反する問題両方をカバーする事ができる、1本でなんでもできる素晴らしい道具です。
しかも、シングルロープとしては最軽量!!すごい!!!
登山用アパレルの中で、もっとも人目に触れる機会の多い衣類となるミッドレイヤー。
フリースやソフトシェルなど、様々なものがあります。
春や秋には行動着として、冬には中間着として、夏の高所での朝晩の行動着にも適しているでしょう。
ミッドレイヤーにはいくつかの役割があります。適度な防寒性、速乾性、防風性をバランス良く備え、幅広い環境下で使用できる必要があります。
登山に着ていく衣類の中でも、特に重要なのが " ベースレイヤー "です。
肌の上に直接着る、最も体に近い部分で外気から体を守る装備であり、選択がとても重要な装備です。
時にベースレイヤーの選択のミスで命に関わるほど、山での生命維持に影響します。
登山の基本となる大切な装備。
どの様に選択するべきなのか、しっかりと学習しましょう。
なんとなく " ナイフ一本でなんでもできて、初めて一人前のアウトドアマン " みたいな感じもしますが、少なくても登山でナイフを使うことって限られていると思うんです。
もっとも刃物の使用用途が多いのは、ガーゼやテープなどを切るとか、食品関係のパッケージを切る場合などが多いでしょう。
この様な用途で使うなら、実はナイフよりもハサミの方が便利です。
レザーマン の Style CS は、まさにハサミをメインとしたツールナイフなんです!
もう5年ほど、僕の旅にはいつもジェットボイルが一緒です。
圧倒的なスピードでお湯が湧いてくれるのはまさに革命!その燃費と熱効率の良さは、多くの人が認める素晴らしい道具です。
そしてそれ以上に素晴らしいのが、その結合性とスタッキング性。
バーナーと鍋が一体化するので、うっかり倒してしまうミスが圧倒的に起こりにくくなります。またバーナーとガス缶をセットにしたまましませるのも便利です!!
登山に良く使われる温度計。皆さんは持っていますか?
写真の温度計はモンベルの"ルーマジップ"と言う商品ですが、いろんなところで見かけるので同じ会社がいろいろなメーカーに卸しているOEM商品だと思います。
小さく、軽く、裏に体感気温表まで書いてあってなかなか便利です。
特に冬期登山では、今何度なんだか知りたいことって多いですよね!
でも、本当にこの温度計って信用できるの??
登山の際の水の携行方法って、本当に悩みませんか?
ほんとあらゆる携行方法を試した結果、カラビナでバックパックのショルダーハーネスに引っ掛けておく方法が最も良いと言う答えに辿り着きました。
一方携行する容器は何が良いのか?
これまた長年考えぬいた末、結局魔法瓶が一番良いという答えに辿り着いています。
この魔法瓶をどうやってバックパックにカラビナでぶら下げるか。これが問題でした…。
袋に米を入れ、20分ボイルするだけでごはんが炊ける " 不思議なめし袋 " 。
たまたま山道具屋さんで見つけたので、試してみました♪
これは、本当に素晴らしい!!
アルファ米の様な独特な臭みは当然無い、自宅で炊いたごはんとほとんど変わらないクオリティー。しかも、火加減・水加減など関係無しで、失敗なくおいしく炊けるそうな?
これからは山ごはんがより楽しくなりそうです♪
国産山岳テントで最も人気が高い、アライエアライズに次いで使用者数が多いスタンダードなダブルウォールテントです。
重量・耐候性・設営の手間・快適性・居住性などのバランスが素晴らしく、日本の山で使うのであれば最も使いやすい部類のテントです。
17年ぶりに新調したテントは、驚くほどの進化を遂げていました!
これからテントを購入する方の参考にして頂ければ幸いです♪
登山用の手袋、特に冬期登山におけるグローブシステムには未だ答えを見いだせない方も多いと思います。しかし近年、アイスクライマーを中心にとある作業用グローブが注目されているのはご存知でしょうか?
その名は " テムレス " 。
お台所で活躍しそうな青いゴム手袋。しかしこのゴム手袋、ただのゴム手袋ではないんです!日本の技術が結集した、革命的なゴム手袋が登山を変えます!!
ファイントラック社のツェルト " ツエルトⅡ "。
ツェルトは、万が一の不測の事態に緊急野営を行う為に開発された道具です。
しかしクライマーの間では昔からツェルトをテントの代わりにし、軽量化を行うことが一般的です。でも、結露による不快感の問題や強度的な問題が否めません。
ファイントラックのツエルトシリーズは、そんな問題点を大幅に改善しています。
私は、このツエルトⅡ を通常の幕営具として常用しています。
ブラックダイヤモンド社のアックス " バイパー "。
アイスクライミングの為に開発された道具ですが、現在ではもっと特殊な形をした、アイスクライミング専用のアックスにとって変わられつつあります。
しかしこの手のデザインのアックスは多様性があり、実に様々な目的に使えます。
アイスクライミングはもちろん、冬季のバリエーションルート、雪山登山。僕の場合は、夏の沢登りの泥壁やツメ、時には草付きの急峻な夏のマルチピッチにも持って行きます!
雪壁登攀や森林限界を超える雪山登山において、重要なプロテクションとなるスノーバー。でもうっかり上方向にテンションがかかる様に打ち込んじゃうと、簡単にスッポ抜けちゃう欠点があります。
そんなスノーバーをカスタマイズ!
富山県警の山岳救助隊員が考案した方法で、通常の30倍もの力に耐えるようになるすごい方法を公開しちゃいます♪
『寝袋はダウンの方が軽い!』なんて思い込んでいませんか?
でも実は、3シーズンの寝袋に関しては必ずしもそうとは限らないんです。
例えば結露でテントの壁面が濡れる春や秋、雨による浸水が無いとは言い切れない夏。濡れに弱いダウンシュラフを使用する場合、シュラフカバーを使っていませんか?
単体でも利用できるからなどの理由で、多くの方が3レイヤーのシュラフカバーを使っていると思います。ここに落とし穴があるんです...。
登山歴述べ16年の中で履いてきた8足の登山靴。
その中で断トツNo1の履き心地なのがこの、スカルパ社 キネシスプロGTXです。
オイルドヌバックレザーを使用しているので、山行毎にしっかりとしたメンテナンスを必要とします。確かに手間がかかるのですが、使えば使うほどに深みと輝きを増すのは革靴だからこそ。
古き良き伝統と最先端テクノロジーが融合した、今、最高の一足です!